安易に「もう治らない」と諦めることはない


身体のある部分に限っては治癒力が充分に働いても治らないこと。
それを物質の限界、あるいは適応の限界と言います。

抜けた歯は生えてきませんし、潰れた骨も元通りにはなりません。
また進行しすぎた病巣の治癒にも限界があります。



昨年9月9日に初回でいらした76歳の男性の患者さんは
本日で7度目の来院でした。

この方は一昨年に落山し第1、第2頚椎と第6、第7頸椎を骨折されました。
奇跡的に一命を取り留めましたが、
以降首と耳の後ろが一日中痛い状態が続いています。
2週に1度のペースで半年間ペインクリニックに通い、
神経ブロックを受けていましたが
辛い状態から脱け出せず過ごされていました。

最初のアジャスト後、宿便が出たと言われていましたが
首と耳の痛みの変化は何もありませんでした。

痛みで眠れないということでハルシオン、また鎮痛剤も常用されています。
鎮痛剤の常用は慢性的な血行不全を齎しますし、
睡眠薬の常用は脳に影響を与えます。
共に自然治癒力の働きを邪魔するので極力服用せず過ごされることを
強制ではないのですが希望として伝えました。

服用を中止したり、我慢出来ず再び服用したりの繰り返しで
痛みも一向に変化がない状態が続いていました。

アジャストメント後の安定もあまり良くありません。
2週間は保ちますが、1ヶ月間を開けると上部頸椎のズレに
よる神経伝達妨害が再現しています。

神経伝達妨害のない間は自然治癒力がフルに働いていますので、
小まめにチェックをし、必要な時はアジャストし様子を診てきました。


年が明け、一筋の光が見えてきたと喜ばれていました。
痛みが軽減してきたと。。
ファーストアジャストメントから3ヶ月目で初めてです。
検査で首を動かしても痛みは消えています。
只、今日もサブラクセイション(神経伝達妨害)がありましたので、
アジャストを受けられました。


この重心、荷重比率、足圧分布のデータは
左が初回時の9月9日、上部頸椎のアジャストを受ける前の状態、
右は今日のアジャスト後のものです。
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右後方にあった重心が左前方へ移行し、
24:76で右足に掛かっていた荷重比率も47:53と均等に近づき、
右踵に掛かっていた圧が前方へ移行し浮いていた指が接地してきました。
これは後頚部、背部、腰部の緊張が取れてきた証です。
その状態に適応していきますと症状も薄皮を剥ぐように消えていきます。
後はそれを待てるかどうかなのです。

患部を温めたりほぐしたりする分けでもなく、
鎮痛を目的にした刺激を与えるわけでもありません。

自然治癒力がフルに働く状況に身体環境を保つことで
物質の限界かもしれないという状態にも希望の光を見ることが出来るのです。



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by amanochiro | 2012-01-06 18:04 | 上部頸椎カイロプラクティック | Trackback | Comments(0)