身体の状態を可視化する話

一般にカイロプラクティックといえば背骨に着目し、
背骨のズレ(変位)を矯正する方法と理解されていると思います。

しかし本当に着目しているのは背骨(脊柱)よりも
その中(脊柱管)を通る神経の方。

更に言えば、
神経の中を流れる神経エネルギー(メンタル・インパルス)なのです。


神経エネルギーの流れに滞りがある状態で過ごしていると
身体機能が低下し、体調不良に繋がります。
その滞り(神経伝達妨害)を取り除き、自らの自然治癒力を発動させ
健康回復を促すためにアジャストメントを行います。

ですからアジャストメントを行う前に、
施術者は患者さんが現在どのような神経エネルギーの
状態の身体なのかを把握する必要があります。
これが分からないと先に進みません。


レントゲンでは骨折、ひび、骨の変位は分かりますが、神経エネルギーの状態は分かりません。

MRIでも神経圧迫は分かりますが、神経エネルギーの状態は分かりません。

カイロプラクティックでは1923年にN.C.M.(ニューロカロメーター)が開発されました。
脊柱両側の皮膚表面温度を計測する機器です。

フランスの生理学者クロード・ベルナールは
血管運動は神経によって行われるという血管運動神経を解明しました。

つまり脊柱両側の皮膚温に温度差がなく、
脊柱全体の温度が高く、均一である状態は神経伝達が良いということ。

また脊柱両側の温度差が顕著な部位、極端に温度が低い部位は
神経圧迫があり、神経エネルギーに滞りがあるということが客観的に分かります。


カイロプラクティックのテクニック(流派)によっては、
神経圧迫が起きている椎骨を全てアジャストするものもありますが、
上部頸椎カイロプラクティックではあくまでメジャーの変位は
上部頸椎であり、以下の脊椎の変位は二次的・三次的に生じた変位と
捉え、上部頸椎一箇所しかアジャストしません。
メジャーのサブラクセイション(神経伝達妨害)が正されれば、
マイナーはイネイトにより矯正されていきます。


リーディング(脊柱両側の皮膚表面温度測定)では
患者さんがサブラクセイション下にある場合、特有の波形、グラフを示します。
これをサブラクセイション・パターンと言い、他の検査と総合して
サブラクセイションの有無、アジャストメントの必要性の有無を判断します。



先日いらした患者さんのデータです。

まずは温度差。左がアジャスト前、右がアジャスト後。
温度差の高い方に赤色、オレンジ色、黄色と表示されます。
両側共に緑色が多い方が神経伝達が良いということです。
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次に実質温度。
脊椎レベルにおいて温度が高い部位は幅が広く示されます。
尚、30度から38度までの熱を拾う機器ですので、表示されない領域はそれ以下。
これも左がアジャスト前、右がアジャスト後。
如何に血行が悪く、負担が掛かっているかが一目瞭然です。
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最近では健康と体温の関わりは書籍として多くの人に読まれているようですね。
痛い、辛い、体調が優れない、やる気が出ない、思考完全停止、
と皆さん色々なことを仰いますが、
その状態を可視化すると、そうなって当然と患者さん自身が納得される場合が多々あります。




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by amanochiro | 2012-04-07 12:20 | 上部頸椎カイロプラクティック | Trackback | Comments(0)