時間は未来から過去に向かって流れているという考え

カイロプラクティックの実践のベースにはカイロプラクティック哲学というものがあります。
特に上部頸椎カイロプラクティックでは医療的な考えよりも、この哲学を重視します。
1927年に書かれたカイロプラクティック教本の中に
「カイロプラクティック33の根本原理」という教義があり、臨床はそれに基づいて行われます。

今日はその中でも一般的に理解しやすいものを二つ紹介しましょう。

原因と結果
すべての結果には原因があり、すべての原因には結果がある。

所謂、因果律です。
大雨で川の水位は増しますし、強風で桜も散ります。

体調不良の原因が暴飲暴食、運動不足、睡眠不足の場合は
それらをクリアすれば解決する確率は高くなるでしょう。
このような場合、そもそも薬を含めたあらゆる治療術との因果関係はありません。

カイロプラクティックでは、その原因をサブラクセイションと呼ばれる
椎骨のズレから生じる生命エネルギーの伝達妨害に求めています。
サブラクセイションがあればアジャストメントによって取り除きます。

考え方はシンプルで原因の除去が結果の改善に繋がるからです。
故にサブラクセイションでない場合はアジャストしません。
上記した生活習慣の注意事項などを伝えて、アジャストしないで様子をみて頂きます。


時間の原理
時間を必要としない過程はあり得ない。

「アジャストメントを受けたら、どれ位で良くなりますか。」という質問をよく受けます。
それは傷が塞がるのに要する時間、雨はいつ止むか、芽はいつ出るかに近いものがあり
的確に答えるのは難しいです。それぞれ時間の経過が必要ですから。
必要な時間は患者さんの状態に応じて治癒力が決めることだからです。

同様に「一ヶ月前から腰が痛い。」というような状況を聞きますが、
我々が診ているサブラクセイションはそれ以前にあった可能性が高いわけです。

つまり、

サブラクセイションのある状態(原因)を放置して過ごした(時間の原理)ことで
現在の体調不良(結果)があるということです。

それを以下のように転換してみましょう。

サブラクセイションのない状態(原因)で過ごす(時間の原理)ことで
体調を改善(結果)するということです。

カイロプラクティック哲学をベースとした臨床とはこのようなことです。
症状が消えないという理由で立て続けにアジャストするということはありません。


それで今日書きたかったのは時間の流れについてなんですけど、
以前読んだ本に時間は未来から過去に向かって流れてくると書いてありました。
確かに、この文章を読んでいただいている今もすぐ過去に流れていますよね。

しかし前述したカイロプラクティック哲学の「原因と結果」「時間の原理」では
時間は過去から未来へと流れています。

その本には過去・現在・未来という流れは
キリスト教やユダヤ教の時間観という解釈がされていました。
そうでないと創造主が説明出来ないと。確かに面白い解釈だと思いました。
アメリカで生まれたカイロプラクティックもその思想は取り込まれていると思います。


少し整理しますと

因果律では過去が未来を決定している。
過去を変えることは出来ない。
となると未来は変わらない。

過去を変えることは出来ない。
過去の結果として現在がある。
でも、未来から過去に時間が流れるのであれば、
現状に満足していなくても、原因を改善し
なりたい未来に意識を持って過ごすということが大切だと思うんです。
これは健康をはじめ、生活全般で。


では、
「それいつやるの?」


「今、でしょ!」  ということですね。



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by amanochiro | 2013-04-03 15:09 | 上部頸椎カイロプラクティック | Trackback | Comments(0)