わからないという正解



昨日、久しぶりのブログ更新ですと書いて、
次の更新はいつになるかみたいな感じで終わったのですが、
早くも書いておきたいことが頭に浮かんだので連投します。


ロシア武術システマを学んでいます。

インストラクターが海外のシニアインストラクターのセミナー等で得たものを
“お土産ワーク”としてシェアしてくれます。

これをいつも楽しみにしているのですが、
あるドリルにおいてシニアインストラクターが行ったことについて
「これはどういう意味かさっぱり分からない。」と時々インストラクターが口にします。

私は正直に余計な解釈なしに伝えてくれる、このさっぱり意味が分からない的な発言が好きで、
逆に信頼が増します。
そこからワークの参加者が各々何かを感じ取るかもしれないし、
やはりさっぱり分からない意味不明の動きだったりするかもしれません。
その場はそれで終わるかもしれないのですが、その時はその“わからない”ということが正解だと思うのです。


臨床時の検査にて患者さんに幾つか聞いて確認することがあります。

例えば、「上と下、どちらが向きやすいですか。」とか
「体を右左、どちらに回しやすいですか。」というようなことです。

この時、必ずどちらかを答える必要はありません。
「変わらない」「分からないくらい同じ」「ほぼ同じ」というようなニュアンスで
「わからない」という答えは正解です。何も無理やり白黒付ける必要はありません。


患者さんから「良くなりますか」「どれ位で良くなりますか」「反応はどうでしょうか」

というような質問を受けることは度々ありますが、
確かに予測として答えることは出来ますけど、本当のところは「わからない」が正解なんです。

地震がいつ来るかと同じですよね。

私たちは教育された脳で生きていますので、
「分からない=理解していない」と考えてしまう所があります。
分からないことを提供して良いのかと思うこともあるかもしれません。

しかし、実際にはスペルとか計算式とか年号というような決まった正解があることとは別のもの、
反対に理解しているからこそ、分からないと言い切れることがあるのです。
それを伝えることが出来る者が専門家だと思います。



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by amanochiro | 2013-07-27 18:54 | システマ | Trackback | Comments(0)