“ふらつき”と上部頸椎カイロプラクティック



高齢者の方で“ふらつく”と言われる方は少なくありません。
とはいえ、医療機関の検査では特に異常がなく、
腰や下肢の筋力が落ちてきた為、筋力を付けるよう指導される場合が多いです。

上部頸椎カイロプラクティックでは
前々回の記事「カイロプラクターは治療家ではない」で書きましたように、
特に“ふらつき”を治そうとは考えません。

当然、極端な運動不足や薬の過剰投与など、
日常生活における身体への負担があるならば指摘しますが、
基本的には患者さん自身の内部に働く法則に委ね、
イネイトによりゴールへと導いてもらいます。

78歳の女性の方も両足で立っていても“ふらつく”ということで、
6月初旬アジャストメントを受けにいらっしゃいました。
その3週間後の検査では、“ふらつき”はまだあるが、
首の動きが良くなったとおっしゃっていました。

次にいらした8月初旬の検査では
サブラクセイションが再現していましたので、2回目のアジャストをしました。
その3週間後の8月末の検査はサブラクセイションなしのノーアジャスト。
この時、“ふらつき”はほとんどなくなったと喜ばれていました。

上部頸椎カイロプラクティックに切り替える前、私は対症療法をやっていました。
その当時でしたら、患者さんが症状が良くなったと言われた時点で目的は達成です。
只、治療が身体に変化を及ぼして本当に改善しているのか、
患者さんが感じる気分的なものなのかを調べる術はありませんでした。

上部頸椎カイロプラクティックの面白い所は、ここからです。
検査によって客観的にどのように変わってきているかを知ることが出来るからです。

例えば重心計ですが、左側が初回の6月初旬にいらした時の重心(赤い点)です。
左後方に位置しています。右側が8月下旬の重心。右前方、ほぼ中心へ移行しています。
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人間の重心は骨盤にあります。
重心計で測定された点は骨盤部の重心から地球の中心に向かって
引かれた線(重心線)の立位開眼にて20秒間の動揺を平均した位置を示しています。

重心は骨盤にありますが、立位生活する人間は一番上に頭を乗せていますので、
頭部の重心が骨盤部の重心位置を決定させます。

上部頸椎のアジャストメントで後頭骨と第1頸椎の位置関係が変わることで、
頭部の重心が変わり、結果として骨盤部、つまり重心の位置が変わるということは
姿勢や立ち方に影響を与えていることが分かります。

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初回時(左図)は特に右踵に圧が掛かっていました。
左右の足共に踵の方に圧が掛かっています。
右図では左図に比べて爪先の方へ圧が移っています。

只、立っているだけですけど足底に掛かる圧のバランスは変化しています。
このような所から患者さんが“ふらつき”が良くなってきたというのが、
プラシーボ的なことでなく、
実際に身体が改善されてきている過程で感じた言葉なのだと分かります。

同様に他の検査項目にて片足立ちをしてもらい、
左右どちらで立った方が安定が良いか(ふらふらしないか)を聞くのですが、
過去3回は右足が安定したのですが、8月下旬では左足安定でした。
このようなことからも本人にも自覚していただけます。

こちらの患者さんの場合、“ふらつき”は内部の力で改善されています。
只、右手の親指の付け根が最近痛くなってきたと言われていました。
聞いてみると、10年前に痛めたところだそうです。

その部分の調整が始まりました。
内部の力は次の工程に移ったようです。
イネイトによる調整はまだまだ続きます。



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by amanochiro | 2013-09-03 14:07 | 上部頸椎カイロプラクティック | Trackback | Comments(0)